こんにちは
設計部の舩橋です。
今日は
エアコンについて少しお話しします。
日本のエアコン
エアコンの仕様を見ると、暖房能力、冷房能力(2.2 kW など)の表記とともに、木造 6 畳用などの部屋のサイズの目安が書かれています。
しかし、部屋のサイズはあくまで目安であり、これは当然、断熱性能や気密性能、日射条件等により変わります。
また、
断熱性能等級 4 の仕様においては、暖冷房設備の能力は、対象となる室の暖冷房負荷に応じたものとすること
となっています。
この等級 4 とは、温暖地(地域区分 5 以上)で UA 値が 0.87 未満(Q 値 2.7 以下相当)ほどの断熱性能のことであり、最近の新築住宅の多くはこれに該当します。
実は、エアコンの木造~畳などの目安は、何十年も昔の低断熱の住宅を想定したものです。
このため、高断熱住宅でこれを目安にエアコンを選定すると、能力過剰になってしまいます。
本当は、もっと出力の小さいエアコンでも十分な効果を発揮できるのです。(特に連続運転時)
計算方法もありますが、
建物の大きさ、向き、場所により変わるので正確に出すのは難しいです。
ただ、
弊社の仕様で建てて35坪ぐらいの大きさであれば計算上6畳用(2.2kw)一台で十分なのです。
これは
これから先エアコンが壊れた時、修理、買い替えの時当然台数が少なく出力が小さいもののほうが出費がすくなくなります。
設備に頼るのではなく建物をしっかり作ることが本当のエコだと思います!